秋田県産シイタケが、大消費地を抱える東京都と横浜、川崎両市の3中央卸売市場で2020年度、年間出荷量、販売額、販売単価とも19年度に続き全国トップとなった。コメへの依存度が高い農業からの脱却を目指した県などの取り組みが実を結んだ。記念式典が31日に秋田市であり、関係者が2年連続の「三冠王」を祝った。
3市場への20年度の出荷量は2315トン(19年度比74トン増)、販売額は27億7100万円(1億3400万円増)、1キロ当たりの販売単価は1197円(20円増)だった。
初めて三冠王を達成した19年度の実績を全てで上回り、いずれも2位の岩手(出荷量1747トン、販売額16億300万円、単価918円)を引き離した。
県は17年度、3カ年の「秋田のしいたけ販売三冠王獲得事業」を開始。園芸作物を大規模栽培する「園芸メガ団地」、菌床の培養センターの整備を進め、シイタケの生産体制を拡充してきた。
県産シイタケは品質の良さが市場で評価され、17年度以降は販売額、単価でトップとなり、19年度に初めて出荷量も日本一となった。
秋田ふるさと農協(横手市)きのこ総合部会の佐藤宏和部会長は「新型コロナウイルスの影響で『20年度は厳しいかもしれない』と思っていたのでうれしい。1月の豪雪で栽培施設に被害も出たが、品質第一で安定的に出荷していく」と語った。
20年度の県産シイタケ全体の販売額は36億5700万円。県内の農協グループや県などでつくるあきた園芸戦略対策協議会の小原正彦会長は「産地ブランドの向上を図り、販売額40億円を目指す」と意気込んだ。
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秋田県産シイタケ三冠王 首都圏3市場で量、額、単価トップ - 河北新報オンライン
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