
2期連続で大幅な赤字が続いていた日産自動車は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだアメリカ市場で販売が回復していることなどから、今年度1年間の最終損益の見通しをこれまでの600億円の赤字予想から600億円の黒字予想に上方修正しました。
日産自動車が28日に発表したグループ全体の先月までの3か月の決算は、売り上げが前の年の同じ時期より71%増加して2兆82億円、最終的な利益は1145億円でした。
また、今年度1年間の業績見通しは、最終的な損益が600億円の赤字となるというこれまでの予想を上方修正し、600億円の黒字を確保するという予想にしました。
ワクチン接種が進み経済活動が回復しているアメリカ市場で販売が回復していることや、為替が想定より円安となり利益を押し上げるためだとしています。
日産は感染拡大などによる販売不振や、経営立て直しのための構造改革費用がかさんで巨額の赤字が続いていましたが、今年度1年間の最終利益が黒字となれば3期ぶりとなります。
ただ、半導体不足によって今年度は25万台規模の減産を余儀なくされるという従来の見通しは据え置いていて、当面、影響が続くとしています。
オンラインで開かれた会見で内田誠社長は「販売の質の向上が進んでいるが、半導体不足で車の在庫も減っており、9月までの第2四半期は特に影響が大きい。今年度後半に挽回して業績見通しを達成したい」と述べました。
日産 今年度業績見通し 米市場の回復で600億円の黒字予想に - NHK NEWS WEB
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