
【NQNニューヨーク=川内資子】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の9月物は前日比0.70ドル(1.0%)安の1バレル70.56ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済活動の正常化が遅れ、原油需要の重荷になるとの見方から売りが優勢となった。
世界的に感染力の強い新型コロナのインド型(デルタ型)の感染拡大が続いている。ニューヨーク市の市長が3日、レストランなど屋内施設を利用する顧客や従業員にワクチン接種の証明を義務づける方針を発表するなど、規制強化の傾向が強まっている。中国でも感染が増える兆しと伝わっている。最近発表の米中の経済指標を受けて両国の経済が減速するとの見方が広がるなか、原油需要が伸び悩む可能性が改めて意識された。
前日に大きく下げた反動で、相場は早朝は高く推移する場面があったが続かなかった。米株式市場でダウ工業株30種平均が下げて始まると、投資家のリスク回避姿勢が強まり、高リスク資産とされる原油への売りが膨らんだ。ダウ平均はその後値を戻したが、原油先物の戻りは鈍かった。
ニューヨーク金先物相場は小反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比8.1ドル(0.4%)安の1トロイオンス1814.1ドルで終えた。積極的な取引が見送られ、方向感に乏しかった。金先物相場に影響する長期金利やドルの方向感を占うため、6日発表の7月の米雇用統計の内容を見極めたい雰囲気が強いという。
NY商品、原油が続落 景気減速の懸念で 金は反落 - 日本経済新聞
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