
(ブルームバーグ): 米株式相場は28日に2週間で2回目の大幅安となり、S&P500種株価指数はチャート分析でここ10年に底入れを記してきた水準まで急落した。こうした中、オプショントレーダーが相場急落に備えている兆候が再び浮上している。
弱気なオプションの価格が上昇し、CBOEボラティリティー指数(VIX)は非常に大きな動きを記録。データではデリバティブ(金融派生商品)による投機傾向は大幅に弱まった。これらのシグナルを総合すると、市場の周縁で弱気心理が徐々に進行していることを示している。株式相場がさらに上昇することへの信任投票とはとても言えないものの、過去に相場が総崩れとなった時には、同様の予防策が下げにブレーキをかけた。
米国債利回りが急上昇する中で、米国株は28日に割高感のあるソフトウエアやインターネット関連銘柄を中心に売られた。S&P500種は前日比2%安の4352と、5月以来最大の下げを記録。現在4341にある100日移動平均線を辛うじて上回る水準だ。
インタラクティブ・ブローカーズのチーフストラテジスト、スティーブ・ソスニック氏は「これは秩序立っており、トレーダーがパニックに陥るというよりも、100日移動平均を再び試してうまく値を保つと見越していることを物語っている」と指摘。VIX指数先物カーブは「パニックの頂点を示す逆ざやレベルにはない」と付け加えた。
S&P500種を対象とするオプション取引のボラティリティーを基に算出されるVIXはこの日、一時6ポイント上昇して約25に達した。差し迫った損失をヘッジする需要が急速に高まり、VIXのスポット価格は瞬間的に2カ月先物価格を上回り、市場のストレスの高まりを表すとされる逆ざやを生み出した。
投資家は債券利回りの4日連続の急上昇とそれに伴う株式からの資金引き揚げの可能性など、多くの懸念があった。連邦政府の債務上限や連邦準備制度を巡る政治的批判の高まり、商品価格の上昇も重なりヘッジを急ぐ動きにつながった。
ボラティリティー市場活気づく、S&P500種の2カ月ぶり安値で(Bloomberg) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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