
JFE建材(社長・久保亮二氏)が展開する道路関連商品の販売が好調だ。自然災害の激甚化により土石流災害の発生が山上から道路や民家などに拡大する中、小規模渓流向け土石流フェンス「JDフェンス」は高さ2~3メートル程度のコンパクトなスリットダムとして威力を発揮。2018年に砂防・地すべり技術センターから建設技術審査証明(砂防技術)を取得して以来、これまで15基以上が採用された。また、昨年開発した鋼製保護枠と大型土嚢を組み合わせた「応急土石流ガード」は長野県岡谷市で発生した土石流現場付近の中央道で採用されるなど道路の安全に寄与している。 同社は東京・有明の東京ビッグサイトにおいて今月6日から2日間の日程で開催されている「ハイウェイテクノフェア2021」に出展。「JDフェンス」などのほか逆走車抑止対策技術「プレッシャーウォール」、金属製吸音板「Rモード」、遮音壁「エスキューパネル」、「再帰反射ボルト装備のガードレール」、「Jピカオレンジ反射スペーサー」、鋼製ふとん篭「KSパッケージ」、都市型圧入ケーソン工法「アーバンリング工法」「アーバンライナー」など豊富な製品群をPRした。 「Rモード」は19年の販売以来、13件・延べ5千平方メートルが採用されるなど売上げが伸長している。また、「プレッシャーウォール」はNEXCOでの採用が拡大し、39カ所・延べ300基が採用される見込みといずれも好調だ。さらに、「アーバンリング工法」はこれまでシールドトンネル用の発進・到達立坑やマンホール用立坑をメインに橋梁下部工や地下駐輪場の構築などに使用されていたが、橋梁基礎へと用途を拡大。基礎向けでは仮設材として使用されていたが本設向けにマーケット拡大を志向し、昨年にはJFEスチールと共同で実験を行い性能を確認した。従来に比べ径を小さくできるほか帯筋代替として用いることで鉄筋使用量を削減し、コストダウンを実現できる。これまで「アーバンリング工法」は450基が採用され、そのうち基礎向けには40~50基が採用されている。 初日の6日にブースを訪れ、社員を激励するとともに製品を紹介した沖健取締役は「従来、山上に設置していた砂防製品を市街地近辺でも使用できるように改良した『JDフェンス』や『応急土石流ガード』の採用が増加し、道路の安全にも役立っている。また、『アーバンリング工法』はNEXCOなどの高速道路の基礎として本設向けの採用拡大を図りたい」と述べた。
JFE建材、道路関連商品の販売好調。砂防商品など安全確保に威力(鉄鋼新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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