MBC南日本放送
老朽化で建て替え工事が続いていた、鹿児島市の公設魚類市場の市場棟が完成し、7日に完成式が行われました。54年ぶりに建て替えられた新しい市場はどんな施設なのか、取材しました。 54年ぶりに建て替えられた鹿児島市の魚類市場。完成式では公募で選ばれたロゴや愛称も発表されました。その名も「さつま黒潮市場」。市民に親しんでもらおうと名付けられました。 鹿児島市魚類市場の歴史は古く、1615年、薩摩藩第18代藩主・島津家久によって許可された納屋魚市場が始まりとされています。現在の城南町に1967年移転。南九州一の水産物の流通拠点として住民の食生活を支えています。 老朽化のため、鹿児島市は7年前に建て替え工事に着工。3年前に、第1期工事分が完成。そして今回、第2期工事分、鉄筋コンクリート2階建ての市場棟が完成しました。1期工事分と合わせると、延べ床面積およそ2万2000平方メートルは南九州最大、来週12日から全面供用となります。 そして機能面では…。 (記者)「こちらが、新しい市場棟の温度制御装置です。施設内の温度調節などが正確に出来るようになっていて、衛生管理機能が高まっているそうです」 (大杉竜也市場長)「一定の温度を空調で保つことで、新鮮な魚を提供できる。鮮度保持というのが、うちの市場の強味だと思っている」 そのほか、物流の効率化にも力を入れ、1階の卸売場は、接岸した漁船から直接、水揚げできるようフラットにし、市場から搬出するトラックにも積み込みやすいように高床式の段差も設けました。 また、2階部分には事業者の事務所や、一日およそ15トンの氷を準備する砕氷室も設置しました。 鹿児島市の魚類市場の取り扱い量は、魚離れなどの食文化の変化などで1978年の4万9300トンをピークに減少傾向が続いており、去年は2万1000トンと半分以下にまで減っています。鹿児島市では、建て替えを機に、新鮮でおいしい魚を提供し、魚離れに歯止めをかけたいとしています。 (大杉竜也市場長)「消費者の魚離れはかなり進んできていると思うが、美味しい魚であれば食卓にのせて頂けると思う。皆さんに美味しい魚を提供できるように市場の役割を果たしていきたい」 (鹿児島市 下鶴隆央市長)「鹿児島の売りは豊かな食。さつま黒潮市場という愛称もついたし、黒潮はもとより、自分たちの身近な魚が楽しめる、安心安全な魚食を楽しめる施設になることを期待している」 54年ぶりに新しくなった鹿児島市魚類市場。豊かな海と私たちの胃袋を繋ぐ「かごしまの台所」は、南九州の美味しい魚の魅力の発信拠点として期待されています。
54年ぶりに建て替え 鹿児島市魚類市場 どんな施設?(MBC南日本放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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