
【NQNニューヨーク=横内理恵】23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は上昇した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)でこの日から期近となった4月物は前日比0.19ドル(0.2%)高の1バレル92.10ドルで取引を終えた。ウクライナ情勢の緊迫化がエネルギー需給逼迫を招くとの観測が引き続き相場を支えた。22日に期近物として2014年8月以来の高値を付けており、短期的な過熱感から相場の上値は重かった。
ロシアがウクライナ東部の親ロシア派支配地域への派兵を決め、ウクライナは23日に非常事態宣言を発令する方針を決めた。米国防総省高官は23日、「ロシア軍がウクライナ周辺で最大限の臨戦態勢に入っている」と述べた。米欧政府はロシアの行動次第で一段と厳しい追加制裁に動く構えだ。ロシアから欧州への原油や天然ガスの供給が滞り、欧州のエネルギー需給が逼迫するとの観測が買いを誘った。
原油相場は下げる場面もあった。短期的な過熱感を意識した利益確定の売りが出た。ウクライナを巡る緊張が一段と強まるのかを見極めたいとの参加者も多く、買いの勢いは鈍かった。
ニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比3.0ドル(0.2%)高の1トロイオンス1910.4ドルで取引を終えた。ウクライナ情勢への不透明感から投資家のリスク回避姿勢が強まっており、逃避資金の受け皿となりやすい金の買いが続いた。
NY商品、原油が上昇 ウクライナ情勢の緊張で、金は続伸 - 日本経済新聞
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