
「母の日」(8日)に向けた商戦が百貨店でにぎわっている。新型コロナウイルス禍による外出自粛が続いたことから健康を意識した商品が目立っており、各社は需要の取り込みに工夫を凝らしている。
大丸福岡天神店(福岡市)は、肌や髪の保湿に良いとされる美容成分のヒアルロン酸などを含んだプロテインを販売。摂取しやすいよう「博多あまおう」や「なごみ抹茶」などの味をそろえ、「売れ行きは好調」という。トキハ(大分市)は、生花やカーネーションといった定番商品に加え、自宅でできる腹筋運動の器具などを扱う。
一方、デパートリウボウ(那覇市)が充実させたのは、傘や帽子などだ。今年の大型連休は3年ぶりに新型コロナ対策の行動制限がなくなり、今後も外出の機会が増えれば紫外線(UV)対策の贈り物として需要があると見込んだ。
コロナ禍で親しい人らに会う機会が減ったため、贈答品の購入価格は上昇傾向にある。母の日についても、「コロナ前の商品単価は5000円程度だったが、今年は6000円を超えるのではないか」(大丸福岡天神店)との見方もある。一般社団法人「日本記念日協会」の推計では、コロナ禍前(2019年)の母の日の市場規模は約1205億円だった。同協会は「今年は母の日が大型連休と重なり、連休中に旅行先などで贈り物を選ぶ動きもある。個人消費の回復につながることを期待したい」としている。
母の日商戦「健康商品」充実 - 読売新聞オンライン
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