楽天グループ(以下、楽天)は2022年11月19日、つくばエクスプレスのつくば駅(茨城県つくば市)周辺における自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)を使った自動配送サービスの実施日、対象地域、取扱品目を拡大し、自動配送サービスを期間限定から定常運用に切り替えた。期間限定のサービスは2022年5月から土曜日に限って実施していたもので、つくば駅周辺の1000世帯にUGVを使って西友つくば竹園店の飲食料品、日用品を配送していた(関連記事)。
11月19日からの定常運用では曜日限定がなくなり、配送先をつくば駅周辺(吾妻1丁目、吾妻2丁目、吾妻4丁目、竹園1丁目、竹園3丁目の一部)のマンション・戸建て住宅、オフィス、公園・広場に拡大する。また、西友つくば竹園店に加えて、スターバックス トナリエキュートつくば店の商品も取り扱う。楽天では、配送対象地域や対象の小売店や飲食店を、今後、順次拡大していくとしている。
自動配送サービスでは、利用者が注文内容や配送先住所をスマートフォンの専用サイトに入力すると、それぞれの店舗スタッフが商品をピックアップしてUGVに搭載して発送する。注文から配達完了までの所要時間は、西友つくば竹園店の商品が40分から60分、スターバックス トナリエキュートつくば店の商品が30分から45分。配送時刻を指定する場合は、西友が注文当日を含めた6日後まで、スターバックスが注文当日のみ。
利用者は専用サイトで配達中のUGVの位置情報や到着予定時刻を確認することができ、到着時には自動音声の電話やSMSによる通知が届く。配送便数は、西友、スターバックスとも最大11便で、西友が11時から21時まで、スターバックスが9時から19時まで、それぞれ1時間に最大1便の頻度で配送する。配送料は110円(税込み)となる。
UGVの機体は、米スタートアップのCartken(カートケン)社が開発し、三菱電機が同サービスに合わせて調整したものを使用する。UGVの走行中は、1台につき1人の監視員が随行して機体を監視し、必要に応じて操作する。なお、2023年4月に施行される改正道路交通法ではUGVの法律上の位置付けが明確に定義され、数km以内の近距離であればUGVに随行する近接監視・操作者は不要になる。楽天ではそれに合わせて、2023年4月以降は人間が随行しない遠隔監視・操作型のUGVに移行することを予定している。
つくば市は、楽天を含む企業・自治体・団体・大学の産官学で「つくばスマートシティ協議会」を組成し、ロボティクスやデータを活用して誰もが安全、便利で快適に暮らせる持続可能な市民中心のまちづくりに取り組んでいる。2022年4月には「スーパーシティ型国家戦略特別区域」に指定されており、ロボット・ドローンによる荷物の自動配送などで「つくばスーパーサイエンスシティ構想」の実現を目指している(関連記事)。
自動配送ロボット使ったスーパーの商品配送、楽天がつくば市で定常運用 - 日経BP
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