
【NQNニューヨーク=古江敦子】2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が5営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2023年1月物は前日比1.24ドル(1.5%)安の1バレル79.98ドルで終えた。主要産油国による生産調整の会合を週末に控え、持ち高調整の売りが優勢となった。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国から成る「OPECプラス」は4日に開く会合で、現在の生産目標を維持する見通しと伝わる。ただ、中国の景気減速に伴い原油需要が落ち込むとの観測は根強く、「OPECプラスが減産に動かなければ原油相場の先安観が強まる」と警戒された。先物相場は週初につけた年初来安値から戻してきたが、同会合後の相場下落を見込む売りが出た。
もっとも、相場は上昇する場面もあった。主要7カ国(G7)が5日から発動するロシア産原油の価格上限が需給のタイト化につながる可能性が意識された。
欧州連合(EU)は2日、ロシア産原油の輸入価格の上限を60ドルにすることで合意した。ロイター通信によるとロシアのウラル原油は北海ブレント先物(前日終値86ドル台)から足元で23ドルほど安い水準で取引されており、上限価格を上回りそうだ。60ドルを超える同国原油は海上輸送の保険が適用できず、供給が制限される。
金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である23年2月物は前日比5.6ドル(0.3%)安の1トロイオンス1809.6ドルで終えた。朝方発表の11月の米雇用統計で労働市場の強さが示され、米連邦準備理事会(FRB)の長期の金融引き締めが意識された。米長期金利が上昇した局面で、金利がつかない金の投資妙味がしぼんだとみる売りが出た。
1日夕の時間外取引では一時1818.7ドルと中心限月として8月中旬以来の高値をつけていた。
NY商品、原油が反落 OPECプラス会合前に持ち高調整 金も反落 - 日本経済新聞
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