
長門市では、いわゆる「6次産業化」の担い手になってもらおうと、高校生が地元の農産物などで商品を開発する授業が行われ、2日は、商品の劣化を抑える酸化防止剤について学びました。
長門市の大津緑洋高校の日置校舎では、農業や漁業などの分野で、生産から加工、販売までを一貫して手がけるいわゆる「6次産業化」の担い手になってもらおうと、生活科学科の生徒5人が、地元産の農産物や海産物を材料に離乳食の開発に取り組んでいます。
講師は、市の6次産業化支援拠点の「ながとラボ」の専門家が務め、離乳食が空気に触れて酸化が進むと味や品質が落ちて、赤ちゃんが吐きだしてしまうため、ビタミンCなどの酸化防止剤が必要だと説明しました。
そして、酸化防止剤の添加方法として、食塩水を使うのが一般的だとして、生徒たちは、指導のもと、酸化防止剤を入れた食塩水に離乳食の材料となる高校生がとったシイラやホウレンソウなどを浸しました。
食材は、赤ちゃんでも食べられるようにミキサーでペースト状にしたあと、乾燥冷凍する機械に入れられました。
乾燥冷凍すれば保存が効くうえに、湯で戻せばすぐに食べられるようになるということで、母親の準備の手間が省けるということです。
高校2年生の女子生徒は、「酸化防止剤という商品表示があるのは知っていましたが、品質を維持するために必要だとは知りませんでした。いい商品が作れるように頑張りたい」と話していました。
【6次産業化支援の拠点 「ながとラボ」】
長門市にある6次産業化支援拠点、「ながとラボ」は、市が農林水産業を支援しようと6年前に開設しました。
施設には、食品加工に使われる熱湯処理や乾燥冷凍などの機器が備えられ、食肉や野菜の加工や菓子の製造などに対応できます。
県内の企業や大学などから少量の商品生産の依頼を受けることが多く、くじらの肉が入ったみそ汁を乾燥冷凍したり、ふりかけの原料に使うブロッコリーと中国野菜の「サイシン」をかけあわせた「はなっこりー」を茹でたりするなど、商品の仕込み作業が行われています。
また、商品開発も手掛けていて、これまでに、鶏肉やくじらなどを使ったカレーセットや、長州鶏を使ったレトルトの焼き鳥などが地元の土産物店で販売されています。
ながとラボの町田穣司商品開発アドバイザーは、「加工品ができれば、1次産業に就いている人たちの安定収入につながる。長門の商品を全国に広げていきたい」と話していました。
高校生が農産物などで商品開発する授業 酸化防止剤学ぶ 長門|NHK 山口県のニュース - nhk.or.jp
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