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Saturday, May 21, 2022

マスク緩和もパナなど対応商品 肌荒れケア、顔認証 - 産経ニュース

光をあてて古い角質をとれやすくする「フォト ブライトショット」(パナソニック提供)

新型コロナウイルスの感染拡大が始まって3年目となる中、長引くマスク生活に対応した新商品やサービスが電機メーカーなどから続々と登場している。マスクによる肌荒れのケアを目的とした化粧品や美容家電、マスクをしたまま利用できる顔認証システムなどさまざまだ。一定の条件下ならマスク着用は必要ないとの見解を政府が20日に示したが、相当数のマスク利用は続く見込みで、各社は需要の掘り起しに力を入れる。

パナソニックホールディングスは、マスク生活で生じる肌トラブルに対応した美容家電の新ラインアップを7月から発売する。マスクと肌がこすれることでできる角質と、顔が隠れることで衰える表情筋に着目。高出力の発光ダイオード(LED)などで古い角質を落とす美顔器と、筋電気刺激(EMS)で表情筋を鍛えるマッサージ器の2商品を開発した。

筋電気刺激(EMS)によってリフトアップなどが期待できる「バイタリフト かっさ」(パナソニック提供)

担当者は「コロナ禍で美容にお金をかける人が増え、自宅でも質の高いケアをしたいという声が増えている」と話す。

シャープは3月に化粧品事業への新規参入を発表した。同社が20~60代の男女約1400人にアンケートを実施したところ、男性の31%、女性の43%が「マスク着用により肌の悩みができた」と回答。コロナ禍初期の令和2年3月にいち早くマスク製造に参入した経緯もあり、マスクによる肌荒れを防ぐ「抗炎症有効成分」を配合した化粧水などを発売した。

シャープが発表したスキンケア化粧品3商品(同社提供)

一方、三菱電機は話した言葉をリアルタイムで文字にして表示できるスマートフォン・タブレット向けアプリ「しゃべり描きアプリ」を開発した。マスク着用が広がり、会話相手の口の動きを読み取るのが難しくなった聴覚障害者を支援することが目的。3年10月には複数人で同時にやり取りできるグループチャット機能が追加された。

話した言葉を指でなぞった場所に文字で表示できる「しゃべり描きアプリ」=大阪市北区

マスクをしたまま利用できる顔認証システムも普及し始めている。

大阪メトロは4年4月、御堂筋線梅田駅の北改札そばに週替わりで食品やグッズなどさまざまな商品を販売する「Metro Opus 梅田店」をオープンした。NECの顔認証システムを使い、事前に専用サイトで情報を登録するとマスクをしたまま顔認証決済が利用できる。

オムロンも工場の入退室管理などの用途で使える顔認証システムを外販している。

だが、政府がコロナ対策としてのマスク着用に関して見解を発表し、屋内での人との距離が約2メートル以上確保でき、ほとんど会話しない場合は着用不要などとした。今後、マスクの利用は減る可能性がある。

富士経済が4年4月に発表した「2022年版 家庭用国内衛生関連品市場調査」によると、3年の家庭用マスクの国内市場規模の見込みは前年比26・8%減の2930億円。10年後の13年には約5分の1の660億円にまで落ち込むとみられる。担当者は「利用シーンは広がるとみられるので、潜在需要の掘り起こしが期待される」としている。(桑島浩任)

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